ブラフマ信仰の町プシュカル

あんまりメジャーじゃない町です。
ヒンズー教の聖地として多くの巡礼者が訪れるらしいのですが、
街自体も大きくはなく、のんびり静かな感じ。
いかにも欧米人が好む感じの町です。それがプシュカル。

何があるのかと言われれば、特になんもありません。
プシュカル湖という湖が町の真ん中にドーンとあります。
あ、寺院が数百個あるらしいです。


No More Otera! No More Otera!


インドでは三大神というものがいまして
ブラフマ神・ビシュヌ神・シヴァ神がそれに当たります。

ブラフマは創造を司る神様で、世界を創造します。
シムシティで言うところの、土地を整地したり川を作ったりする作業です。

ビシュヌは繁栄を司る神様で、世界を維持します。
シムシティで言うところの、道路を敷いたり家や工場を作ったりする作業です。

シヴァは破壊を司る神様で、世界に寿命が訪れると破壊してまた次の世界をブラフマに造らせます。
シムシティで言うところの、いわゆる「あーこの街もうダメだ」状態で、
地震カミナリ火事オヤジを引き起こしてすべて「無かった事に」する作業です。

なぜ例えがシムシティなのかと言うと、つい最近iPodアプリに追加されたからです。
名作です。なかなか１００万都市が作れません。

三大神の中ではブラフマが一番人気がありません。
「世界を創造する」なんて一番エラいイメージですけどね。可哀想に。

そしてこのプシュカルはブラフマ信仰の町というわけです。


プシュカル湖のガートの様子
人々は沐浴を欠かさない
沐浴って言うか、子供はただ水遊びしてるだけだが


湖畔を歩いてると子供が一人ついてきた。
スラジと名乗る１０歳の子供は英語で勝手に町の説明を始める。
「金ならやらんぞ」と言うと
「お金が欲しいなんて言わないよ」というので好きにさせて歩いて行く。
１ｋｍほど歩きまわると
「お腹が空いてきちゃったよ、チャパティを２枚おくれよ。OK？OK？」
いけしゃあしゃあとタカってきた。
言われなくても労働に対する対価として何か買ってやろうとは思っていたのだが
いざ面と向かってタカられると与えるのがイヤになる。
「くれ」「あげない」のやり取りをしているのにも飽きたので買い与えると
あっという間に視界から消えていなくなっていた。
なんともたくましい。

たかだか５ルピーのモノを買ってあげるのをケチる自分と
嘘をついてきたヤツに買い与えるのが癪な自分のせめぎ合い。
こっちだけがグルグルと悩むのがほんと馬鹿馬鹿しい。

こうやってインド人独特の厚かましさを習得していくのかと思うと頭が痛くなるが
あの子が１０年後にはどうなっているのか気になるような見たくないような。



これなんていう猿？



ホテルのカレー
Aloo Paneer（アルーパニール）
アルー：じゃがいも
パニール：チーズ
じゃがいもチーズカレー
美味い

ブラフマ寺院は撮影するの忘れました。
なんのために神様の説明したのやら。

《旅情報》
＜移動＞
アーグラ→プシュカル
移動：寝台バス
料金：２７０ルピー（代理店手数料込み）
時間：約９時間
こっちでは荷室に荷物を預けるのに１０ルピー払うらしい
・・・ほんとに？

＜宿＞
・Hotel Kanhaia Haveli
一泊
シングル２００ルピー（オフシーズンだから安いのかも）
WiFiあり
トイレ・シャワー付き
（hotらしいがほぼ水。ただ暑いので問題ない）
内装も非常にキレイで、スタッフも親切。
屋上レストランがなかなか美味い。
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g319729-d1642616-Reviews-Hotel_Kanhaia_Haveli-Pushkar_Rajasthan.html

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コメント 2

No More Otera！(笑)
頑張れパーヤン☆
by KEISUKE&INOUE (2011-07-13 21:33) 

いやいや頑張りませんよ。
ただいま弾丸でインドを南下中
by ヨシ (2011-07-16 16:23)