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郷城 [中国]

白水台から香格里拉まで戻ってきたはいいものの、ここからチベットへは抜けるのは難しい。
足が無いというわけでは無く単純に金銭的な問題で難しい。
バスターミナルの売り場には普通に拉薩行きのチケットが売ってるのに外国人は買えない。
なんとも歯がゆい。ちなみに550元。

そうなると成都に行くしかない。
成都ならチベットに抜けたい旅人がたくさん居るとのことなのでそっちから行くことにしよう。
香格里拉から成都に行くにはどうすればいいか聞くと一度昆明まで戻れば行けるとか売り場のネーちゃんは言う。
基本的に元来た道を戻るのはダメなのだ。
負けた気になるのだ。
地図を見れば成都は北東にある。
北東の街を伝って行けば成都に着くだろう。たぶん。


北東の街は「稲城」「郷城」というのがあったのでとりあえず稲城に行こう。
売り場のネーちゃんに稲城行きのチケットをくれと言うと

「稲城行きは明日無いですよ」

「いつならあるの?」

「分からないんです」

「なんで分からないの?」

「人が5人揃わないとバスは走らないんですよ。今はアナタ一人だけ」

「( ̄д ̄)・・・なら郷城は?」

「ありますよ」

「んじゃそれで」

明朝8時発のチケットをゲット!
いざ成都へ!
たぶんどうにかなんだろ!


IMGP6730.jpg
写真中央下の方の山沿いの道をズンズン上がってくる。
この路線バスは世界でも一番標高の高い道を走る路線バスだそうだ。
ガードレールもなんもなし、ドライバーがミスったら軽く2000mくらいは転がり落ちれるのでは・・・。

IMGP6737.jpg
この山が見えた途端にバスに乗ってるチベタン達が
「アーソロー!(神よありがとう)」
と叫び始めた
なんだと尋ねたら「あれは聖山だ」という
今立ってる場所が四千数百メートルなので軽く5000mは超えてるような・・・

IMGP6751.jpg
山肌に貼りつく街

IMGP6753.jpg
郷城の街
なーんもない
街灯がマニ車の形してる

たまたま食堂で一緒だったドイツ人ファミリーと仲良くなった。
父と母と中国で働いている娘の3人組だ。
中国の雲南省ではドイツ人によく会う。
会った欧米人の8割はドイツ人な気がする。
話を聞くとチャーターで理塘へ向かうと言う。
ちょうど稲城か理塘へ行こうと思っていて、バスターミナルで聞いたらまたもや「いつ出るか分からない」との返答を食らっていたので渡りに船だった。
非常に陽気な家族で、みなさん英語が堪能でらっしゃる。
ドイツ語と英語がナチュラルにスイッチしながら交わされる会話は見ていて凄い新鮮だった。

「4人じゃないと出来ないゲームがあるの!凄い難しいけど覚えて!」

とファミリーの宿に誘われてドイツ式トランプゲームを叩き込まれながら郷城の夜は更けていった。


《旅情報》
<移動>
香格里拉→郷城
移動:バス
料金:72元
時間:約8時間

<宿>
・七湖兵館
一泊
ツイン(風呂なし)30元
ツイン(風呂あり)45元
WiFiなし、トイレ・シャワー(hot)
風呂ありを風呂ありにまけてもらった。
バスターミナルから歩いて行って3分左手
なんか部屋にコンドームがあった・・・ラブホ?

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